元気が出るクラシック

Fine Feeling

目は口ほどにものを言う、と言うけれども、おすましして写している合間にふともらした表情をカメラに撮られている事があります。
ふと、その瞬間にわたしがカメラを向けている人に求めたくなった気持ちが伝わってシャッターが切られてしまったのかも知れません。
わたしは余程調子が良い状態でなければ、わたしから求める事はありません。でも、身体は正直なもので、指がおへそを気にする時は欲求が高まっている時です。

無意識でおへそをいじっている事があるので、注意される事があります。

オイストラフ/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は全8曲とされていた時代が、昭和30年頃までありました。偽作と明らかになっている第6番の他、第7番など2曲は偽作の疑いが濃厚とされるもののカントロフのデジタル録音があるように、稀に録音されますが通常は、偽作の疑いのない全5曲となっています。
ヴァイオリン協奏曲第1番は、他の4曲がフランス風のギャラント・スタイルをふんだんに採り入れているのに対して、対照的にオーストリア的な色彩の顕著な作品になっていて、外面的な効果は他の4曲には及びませんが、繊細で優美な表情や清楚な旋律などがチャーミングな魅力は引けを取りません。
作曲の目的、同期は他の4曲同様に不明。モーツァルトの手紙などから1775年4月14日にザルツブルクで完成されたといわれていましたが、正確には分からないものの今日ではそれ以前(1773年)に書かれている事が直筆の譜面の研究から判明しています。
モーツァルトが19歳の1775年までにザルツブルクで集中的に作曲されて以後、モーツァルトがヴァイオリン協奏曲を作曲しなくなった理由は解き明かす事も、推測する記録もなく永遠の謎に包まれたままです。

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